宮崎駿さんのイラストにあるプライバシーの話
「虫眼とアニ眼」の巻頭に掲載されている宮崎駿さんのイラストの中に「某ジブリプロデューサー」の「プライバシー(はあとまわし)(暴)論」が載っている。(鈴木敏夫さんのことだろうかな?) まず火をかこんで一家があつまること。た…
宮崎駿さんのイラストによる荒川修作さんの住居
「虫眼とアニ眼」の巻頭に掲載されている宮崎駿さんのイラストでは、荒川修作さんの提案する賃貸住宅群を、宮崎駿さんが描いている。 その様子は、「地域社会圏」と比較すると面白い。 家はお店にはなりえない。家族単位での住居スペー…
「地域社会圏」内の構成
「地域社会圏」を構成する住宅、ここではその住宅を「イエ」と呼ぶ。「イエ」は「見世」と「寝間」によってできている。「見世」は外に向かってガラス張りである。「寝間」はプライバシーの高い場所である。 この「イエ」の構成は個々人…
地域社会圏主義 単位としての集団
山本理顕さんの本「地域社会圏主義」 建築家の人が社会をイメージした内容。家と町と都市が交錯して上下左右に分散しながら広がりを見せる。 「1住宅=1家族」という前提そのものが破綻しつつある。 と指摘しており、専有と共有との…
イーハトーブ町(イラスト)(4)
この町は行政に頼る既存の姿の町ではなく、住民たちで自活できる地域のように見られます。行政の関わりや歴史的背景、利点などもいろいろあるでしょうが、住民たちの自立的な姿が、スムーズに活発に行われているというのは、イメージした…
イーハトーブ町(イラスト)(3)
「つつましく暮らそう」 「新旧2つの町はまじりあっている」 「細い路地のたくさんある町」 こちらのブログでは、宮崎駿さんのこの町を、「ジェイン・ジェイコブスの都市論そっくり」と書かれています。 http://d.hate…
イーハトーブ町(イラスト)(2)
「なんとなく空いている」広場。 特定の目的を持たず、また特定の用途になっていない場所。現代の土地に対する考え方では存在できないような場所。しかもそれが町の端にあるんじゃなくて、中心にあることがポイント。 街の中心が空白で…
イーハトーブ町(イラスト)(1)
「虫眼とアニ眼」の巻頭に掲載されている宮崎駿さんのイラストより。 僕が深く印象に残っているのは、イーハトーブ町として描かれているページたちだ。そこは保育園と地つづきで繋がっているホスピスの描写から始まります。 子供たちが…
Future World Imaginationの思いの基礎となった3つの本
「未来の世界を想像する。」 この思いの基礎となった3つの本があります。 「虫眼とアニ眼」の巻頭に掲載されている、宮崎駿のイラスト(荒川修作氏のアイデアを取り入れた住宅の様子、老人のための町ーイーハトーブ町) 建築家・山本…
Future World Imaginationとは
Future World Imagination. 未来の世界を想像する。それがこのカテゴリのコンセプトです。 科学が新しい未来を作ってくれると信じていた19世紀や20世紀中頃まで、人々は次の世界がどのようなものになるの…