公―共―私の構造、コミュニティの原理
『グローバル定常型社会』の最終章の第4章の残りのメモになります。 まずは公―共―私の構造について。 「公」…政府(公共性の主要な担い手の一つとしての) 「共」…コミュニティ 「私」…市場 (P176) これ…
グローバル・ミニマムという問題
『グローバル定常型社会』より第4章の部分のメモです。 第4章では、グローバル・ミニマムという、 地球上の様々な地域における「豊かさ」の意味、 豊かさや貧困に対する普遍的な基準の問題について話が進みます。 グ…
開放定常系としての人間
「グローバル定常型社会」では開放定常系という言葉を用いて 「意識という開放定常系=コミュニティという開放定常系」 という観点から人間という存在を捉える試みがなされています。 定常的な社会というものが、僕たちにとってある種…
「私」の観点からの自由貿易論(グローバル定常型社会より)
引き続き、「自由貿易論〜新古典派経済学的な理解」に対して 市場経済そのものに内在する論点=「私」 からの観点の箇所のメモになります。 自由貿易というものがある種の「不等価交換」のメカニズムを内…
「共」の観点から自由貿易論をみる(グローバル定常型社会より)
昨日より引き続き、「自由貿易論〜新古典派経済学的な理解」に対して コミュニティとの関連をめぐる論点=「共」 からの観点の箇所のメモになります。 自由貿易が、その国における「共同体」あるいは「コミュニティ」の…
「公」の観点から自由貿易論をみる(グローバル定常型社会より)
書籍「グローバル定常型社会」において、 市場経済のグローバル化の見方の一つ 「自由貿易論〜新古典派経済学的な理解」に対して 公共性・分配の公正をめぐる論点=「公」 コミュニティとの関連をめぐる論点=「共」 市場経済そのも…
未来における人間の役割の方向性について
書籍「グローバル定常型社会」より 労働における“環境効率性”という言葉がでてきます。 以前は“人手不足・資源余り”という状況だったので「労働生産性」(少ない労働で多くの生産)がもっとも重要だったが、時代は変わり現在は“人…
グローバル定常型社会を読み進める
定常的社会とはどのようなものか、 今更ながらですがこちらの本を読み始めました。 「グローバル定常型社会のコンセプトの基底」にあたる認識として、 二一世紀に向けて世界は、高齢化が高度に進み、人口や資源消費も均…
持続可能な社会の定義について
定常的社会は持続可能な社会とも言い換えられるわけでして、 多くは社会システム的な話になりがちな気がしますが、 『人類が永遠に続くのではないとしたら』(著:加藤典洋)では、 このように定義しています。 「将来の世代が、その…
定常的な社会にある技術の可能性
未来の社会が定常的な状態にあっても 現在活用されているテクノロジーや技術が衰退することなく 継承・発展されているビジョンを描きたいと思っています。 そこにある技術とは、 3Dプリンターなどの製造技術や上下水…
“どう無限性を有限性の器に盛るか”という構図
定常的な世界であっても 技術が継続・発展しつつ継承される社会について考えながら、以前読んだ 『人類が永遠に続くのではないとしたら』(著:加藤典洋) を思い出しまして、その中で書かれている文章を再確認しています。 「必要は…
定常的な社会というもの
現代の異常な成長・拡大傾向を超えた未来には 定常的な社会の姿が思い浮かびます。 こちらの記事では、 人類は「拡大期」と「定常期」を繰り返しており、 現代は3つめの「定常期」にあたると語られています。 人類の…