グローバル定常型社会を読み進める
定常的社会とはどのようなものか、
今更ながらですがこちらの本を読み始めました。
「グローバル定常型社会のコンセプトの基底」にあたる認識として、
二一世紀に向けて世界は、高齢化が高度に進み、人口や資源消費も均衡化するような、ある定常点にむかいつつあるし、またそうならなければ持続可能ではない
P6
をあげつつ、資源などの総量全体だけが持続可能にならないために
富の偏在や貧富・環境の格差という分配の問題も考慮したうえで、
以下の既存の3つのモデルから
- 世界市場モデル → 「市場」(私)に軸足
- 世界市場+再分配モデル → 「政府」(公)に軸足
- 小地域自給モデル → 「コミュニティ」(共)に軸足
この2と3が合わさった
「地域自給+再分配モデル」が
この著者である広井氏の基本的なスタンスとしています。
僕は地域自給が基本となることにより
自分たちの暮らしの中に農業・漁業や食の文化習慣が再興されることになりますし、
他方、地域のみに閉じ込められないように、
これまでの世界によって作られた
世界を結ぶネットワークをよりさらに有効活用して、
過不足のない再分配の仕組みを全体で構築することは
ますます必要なことだと思いますので、
引き続きこの本を読み進めてみたいと思います。
画像出典:http://www.amazon.co.jp/dp/4000226231/ref=wl_it_dp_o_pC_S_ttl?_encoding=UTF8&colid=52ZHGGVU05CZ&coliid=IYL6TQYRL6GQ1