3Dプリンターの新素材の話
質感をリアルに再現できる素材が3Dプリンターに登場したようです。
「金属・木・石こうの質感のまま出力できる3Dプリンター用フィラメントが登場」
こうした進化の早さはみんながこの3Dプリンターという
新しいテクノロジーができることへの追求に
夢中になっていることを示しているようですね。
現時点では、
「PLA樹脂に素材を配合することで、石こうや木などの質感を再現できる」
というタイプの素材ということですが、
この天然素材の再現性への追求は、
ますます3Dプリンターの可能性を進めてくれそうです。
ちなみに現在でもナイロン樹脂だけでなく、
純銀や金のメッキの黄銅、石膏粉末、陶器性のものまでできるようですね。
参考:http://digifab.jp/3d-printer/7
一般化される前には、
ぜひリサイクル・リユース対応もしてほしいもの、
と思っていましたが、
このPLA樹脂という樹脂は植物由来のプラスチック素材としてポリ乳酸とも言われ、
「環境中の水分により加水分解を受け低分子化され、微生物などにより最終的には二酸化炭素と水にまで分解される。」(wiki)
という記述があるように、
石油由来の素材に変わるものとして、近年さらに研究が進んでいるそうです。
ですがごみ処理の問題では、
その解体のために微生物がどの程度必要なのか
その対応がごみ処理側できちんとされていないと
結局は可燃ごみとして処理されるしかない、という記述もあります。
研究が進むことと並行して、
その素材の特性を最大限活用、処理できる環境を作ることには
まだまだ大変な労力がかかりそうです。
画像出典:http://store.makerbot.com/filament/composite