宮崎駿さんのイラストによる荒川修作さんの住居

虫眼とアニ眼」の巻頭に掲載されている宮崎駿さんのイラストでは、荒川修作さんの提案する賃貸住宅群を、宮崎駿さんが描いている。

その様子は、「地域社会圏」と比較すると面白い。

家はお店にはなりえない。家族単位での住居スペースになっているのは旧来の「1住宅=1家族」という単位。

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家族が集まる共有部分が広いですね。一応個室もあるみたい。

(単身用もあったり(笑)。「ますます違う」という荒川修作さんのセリフは、単身で暮らす必要はないと考えているのかな、気になる。)

また住居群はこのように。緑と起伏が多いねー。気持ちよさそう。

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住居同士の間には「できるだけ柵や堀はつくらない」とある。つまり住む人同士のつながりがゆるやかなんだ。

「直線や水平ばかりを追求したあげく」とあるが、「地域社会圏」ではまさしくその「直線や水平」ばかり。その点はこのイラストに描かれてるように自然の起伏に囲まれている方が断然好き。

「地域社会圏」と同じく「賃貸」なんですね。