時々思い出す詩

読んでからもう4,5年経つだろうかな。 でも未だになんのきっかけもなくふと思い出す詩があります。 宮沢賢治の肺炎詩篇にある「眼にて言ふ」という詩。 この詩はなんとも壮烈な世界を描いている。 僕は坂口安吾の著作「教祖の文学…

見えない世界

自分のいる場所、暮らす世界。そこから遠く離れた場所、旅に出て、見知らぬ場所を訪れたとき、そこで暮らしている人たちを見るとき、それまでの自分の周りの世界とは別の世界で、長い年月生きて暮らしてることに驚く。 その驚きは、自分…

受け入れられるか?

ただ存在するだけの無意味さ この言葉を? (無目的的闘争、と言ったのは岡本太郎だったか??)

基本だね。

制作してて、焦っちゃいけない。 完成を急いで、結果を求めて。 それなりに出来ている、つもりになる。出来てるように見える。 でもじっくりその作品を見てみると、甘い甘い、甘い! 作品と対面してるつもりになって、まったく見えて…

本というものは

どのように読むか、それぞれほんとに勝手な感じで。 僕の場合、昔読んだ本を引っ張り出してはまた読む、なんてしょっちゅう。いつしか通勤時には必ず本を持っていくようになっている。鞄の中には本とメモ帳、なんて程度。 読み終えて、…

音のない花火

神宮でやっていた花火大会が、働いているところから垣間見えた。 すこし遠くに、光だけが瞬いてる。 それはあまりにも非現実的に見えた。 花火の、天を力一杯叩きつける「音」の存在がない。 見ながら抱いた違和感、それはリアリティ…

ありのまま?

ありのまま、物事を捉える。ありのままの現実を見る。 ありのままの自分を表現する。 だが、ありのままって何だ? 物事は常に変わっている。現実も、自分自身も。 ありのまま、見ているようで、捕まえたのは、捕まえたその人の、手の…

いろんな見方

もの事には、いろんな見方が成り立つ。 一つだけ、真実というものが、あるということなど露にも思わない。 真実、という力の作用が色々あるだけだ。 さて、どのようなものであっても、人それぞれ、その人から溢れる言葉、価値、という…

鈍感?

僕は鈍感なのか、なんなのか。 昔敏感に物事をとらえたり、感じたり、そんな姿を見せるのが嫌で、動じない雰囲気をもちたいと思っていたりした。心の中がこう感じててもそんなそぶりを見せない、そんな落ち着いた姿になりたいと思ったり…

体を内省

最近読み終えた本、希望のしくみって本だ。 印象に残ったのは、体をバラバラにするって話。何もホントにバラバラにするわけじゃない。今自分が感じている感覚をバラバラに、細かく、細分化するんだって。一つ一つの肉体の動きと脳・頭の…

思う×想う

世界は今この現在、現実、そのままで文句の付けようもなく、完全なんじゃないか? 過去も未来も何もかも。 この時の、現在という、現実という、在り方そのものすべてで、OKなんじゃないか? 時にこう思う。 全てに価値があるのか、…

これからの世界をぼんやり思う

これからの世界では、「人が何故生きているのか」「生きてるって何なんだろう」っといった根本的、根元的な問いに対して、それぞれの意見を持っていることがとても大切になる、そんなこと思った。 いずれくる高齢化社会になったとき、今…

芸術は姿勢

良い言葉を読んだ。 「ほぼ日」連載中の「保坂和志さんの経験論!」の第14回に出てきた言葉が、この「芸術は姿勢」ってこと。 言葉で並び立てて説明を施しても、それは記号と変わらないって。 確かになあ。つい最近まで作品と作家と…

深夜見た映画

映画「パッション」を見る。 メル・ギブソンの監督作品として有名かもしれない。 内容はイエス・キリストが捕らわれ、十字架に磔にされて死ぬまでを、ひたすら丹念に描いている。それはグロテスクとも形容してしまうほどのリアリズム。…

価値観

これは始めっから人が持ってるものじゃなくて、その人の生き方においてしか生まれないんだろう。価値観があやふや、ってことはそうした生き方だってことだろうかな。 それは自分の体にある感覚や興味のあること、好きなこと、それと同じ…