時々思い出す詩
読んでからもう4,5年経つだろうかな。
でも未だになんのきっかけもなくふと思い出す詩があります。
宮沢賢治の肺炎詩篇にある「眼にて言ふ」という詩。
この詩はなんとも壮烈な世界を描いている。
僕は坂口安吾の著作「教祖の文学」のなかに紹介されていたのを読んで、驚いた。その壮烈さに。その美しさに。
そんなに何回も読んでいる訳ではないのだけれど、なぜだか時にこの詩の中に描かれた空に、風に想いを馳せてぼんやりとする。
宮沢賢治詩集:岩波文庫
教祖の文学(堕落論):坂口安吾
この詩はウェブでもいくつか公開しているページもありますが、縦書きで、紙に印刷された本で、立ち読みでも良いから(?)読んで欲しいなあと思いますよ。