どうやら

いよいよ風邪が本格化してきやがった。
朝目覚めると体が固い。これがまさしくその証。果報は寝て待て。病は寝て癒せ。半身寝起きて、DVD三昧とするか。
しかし最近いい映画を見なくなった。これは映画側の問題ではなく、自分が良いと思える映画を探さなくなった、ということだ。見て忘れるような類の娯楽品を好んで見るのがここ最近しばらく続く。。それはそれで効用があるんよね。時間をもってってくれるという効用が。。でも「おもしろい」と思えるものはその中にも当然ある。
だけどこの「おもしろい」という感覚がなんなのか、それが何をもたらすのか、もたらさないのか。心に残るもの、自分の感覚を形成したもの・一端を担うもの、そうした類の作品とは何かが違う。
見ている最中は耐えているようでもあるし、引き込まれているようでもあるし、距離が一定ではなく不安定であったりする。(娯楽映画は一定だ。ゆえ単純だ。)
感覚の栄養と熟成は必ずしも衝撃的な何かを受容することから始まるとは限らない。
案外このようにのんべんだらりと過ごす休養の日々の中に、途端があるかもしれない。と思いつつ、眠りふけます。