リアルとバーチャルを超えようとする前提にあるもの
現代のテクノロジーは、 リアルとバーチャルの垣根を飛び越えることを目指しているのでしょうか。 まず、今日見たこちらの記事では 一昔前ではアニメの世界だった出来事が、 かなり近い形で様相で現実化され始めている…
未来世界の想像の起点となる建築
未来の世界を想像する時、僕にとっては建築というものを 一つのとても大切な要素として捉えています。 というのも、future world imaginationの発想の鍵となったイメージの二つは、 いずれも建築(建物)に関…
まとめ:『建築の大転換』
合計9回の投稿にて引用を続けてきた『建築の大転換』について 備忘録として記事のまとめを残しておきたいと思います。 建築と自然の関係について(3/7) 建築家は建物に住む人とその周りの社会の、そしてまた自然と…
トーラスとキアスムが一体となった「ラカン/ケネー・モジュール」
さて今日は引き続き『建築の大転換』第三章より、 贈与に関する箇所を引用したいと思います。 (もう7回目なんですね、この本での引用は。) 贈与に関してはすでにこちらの投稿(贈与的状態としての考える行為)で 「…
太陽によるエネルギーの贈与について
引き続き『建築の大転換』からの引用を続けていきます。 第三章では、「エネルギーと建築の大転換」と題した 中沢新一さんの文章になっています。 まず、贈与というものにおいての引用ですが、 私たちに…
二十世紀建築とグローバリズムの原則の親和性
引き続き『建築の大転換』より引用を続けます。 第二章の 3 縄文のこころと建築より。 ここでは対談に建築家の藤森照信さんが加わって行われています。 中沢 …一方からもう一方へはジャンプしないといけない、とい…
交叉・一体するキアスム型知性へ
『建築の大転換』の第二章、“人と自然の大転換 2 自然と人間をわけない建築” での中沢さんと伊東さんとの対談の中で、 「抽象」という話題から現代の問題点の根本的ともいえる、 自然と人間との関わり方についての指摘があります…
建築と自然の関係について
建築における未来の話として、 『建築の大転換』著:伊東豊雄 中沢新一 より 建築と自然の関係や今後の建築のあり方など、 未来のヒントに思えそうな箇所を引用していきます。 第一章 地域の公共性の大転換 (伊東…
未来のイメージリスト(2月分の投稿より)
2月中の投稿の中から 「こういう未来はいいなぁ」と感じた文章をまとめてみました。 「地域中心・コミュニティ中心」の社会 人間だけの未来ではなく「地球環境を生き物が住みやすい場所に整える(木内鶴彦)」という役…
3Dデータが示す未来
気がつけばどんどんと進化を続けているように思える3Dプリンターの世界、 こちらの記事では、複数の写真だけを使って3Dプリンターにも使用できる 非常に高い精細な3Dデータができるプロジェクト「MEMENTO」が紹介されてい…
公―共―私の構造、コミュニティの原理
『グローバル定常型社会』の最終章の第4章の残りのメモになります。 まずは公―共―私の構造について。 「公」…政府(公共性の主要な担い手の一つとしての) 「共」…コミュニティ 「私」…市場 (P176) これ…
オープンソースプロジェクト「Afforestt」の紹介
森をとてつもないスピードで成長させるオープンソースプロジェクト「Afforestt」 熱帯雨林の伐採や砂漠化の進行は地球規模で考えなければならない大きな問題です。緑あふれる地球を維持していくために、通常の10倍のスピード…
開放定常系としての人間
「グローバル定常型社会」では開放定常系という言葉を用いて 「意識という開放定常系=コミュニティという開放定常系」 という観点から人間という存在を捉える試みがなされています。 定常的な社会というものが、僕たちにとってある種…
Productivity Future Vision, 過去の延長の未来
マイクロソフトが提示した未来がネットで紹介されています。 Productivity Future Vision 現在の携帯端末デバイスとインターネットの延長による近未来でしょうか、 それらの進化に伴って変化…
「農」は未来に
アグロエコロジーのメモをまとめて見えてくることは、 農業の問題はもはや単に農家の問題ではありないということでした。 それは食や環境といった農業にまつわる関係性を問い直すことが、 大量消費社会に住む僕たちの暮らしそのものの…