ぼくの命は死にはしないぞ、って? 「実際、きみは死すべき命(モータル-mortal)などではない。具体的にどうやるかって?自分は魂(スピリット)ではない、なんていう引っこもった暗示は受け入れないこと。魂(スピリット)が本…

ヒプノタイジング・マリアより

ヒプノタイジング・マリア(著:リチャード・バック)を読みました。 面白いところをこれから幾つか書き留めていきます。 生きるためには空気が必要で、家と食べ物と水がなければならない、ものごとを知りたければ目で見、耳で聞き、手…

「未来の世界を想像する。」 この思いの基礎となった3つの本があります。 「虫眼とアニ眼」の巻頭に掲載されている、宮崎駿のイラスト(荒川修作氏のアイデアを取り入れた住宅の様子、老人のための町ーイーハトーブ町) 建築家・山本…

「志を立てる」とか「初志を貫徹する」と言いますね。 この場合の「初志」や「志」という言葉を僕は、それ自体でもうしっかりと完成されているような、確立されて、揺らがないもののように設置されているような感覚をずっと受けていまし…

Future World Imagination. 未来の世界を想像する。それがこのカテゴリのコンセプトです。 科学が新しい未来を作ってくれると信じていた19世紀や20世紀中頃まで、人々は次の世界がどのようなものになるの…

気づいていた時に生きていた、という感覚が生まれたのはいつのことだったのか。 そうして思うのは、生きているということに気付くには、死というものを考えるようになった時かもしれない。 自分が人間として、やがて死にゆく存在なんだ…

「なんであれかまわないもの」

以前少しだけ読んでそのまま積まれていた本「到来する共同体 著:ジョルジョ・アガンベン」をあらためて初めから読み始めて、しょっぱなから「なんであれかまわないもの」という寛容な言葉が登場してきます。 到来する存在はなんであれ…

ブログタイトルについて

昨日、思いついたブログのタイトル「雑想林」。ざっそうりん、と自分では読んでます。(なんでもいいんですが) これまで書いてきたブログの中のカテゴリーには、「雑想」という項目があります。それはいろいろなものが入りまじっている…

読書メモ「植物になって人間をながめてみると」

本のタイトルのように植物と人間との視点を逆転して関係性を捉え直す、というよりは俯瞰的な目線でそれらを捉えているようでした。僕としてはこれまでの人間の歴史の中で、植物という存在が果たす役割、影響力を改めて教えてもらえた一冊…

映画「かぐや姫の物語」を2回観る

泣きました。 しかも2回目で! でもまた観たい!!わらべ唄歌いたい(笑)!   最初に観たのは公開から2日目くらいかな、そのあと、ウチの彼女にも観せたいと思って誘ってもう一度。そこで泣ける泣ける。勝手に涙がこぼ…

東京五輪が決まった

メモとしてリンクを貼っておきたいと思いました。 五輪招致について(内田樹の研究室) 「気分が盛り上がらない第一の理由は、福島原発の事故処理の見通しが立たない現状で、国際的な集客イベントを仕掛けることについて「ことの順序が…

宮崎駿監督。おつかれさまでした。

宮崎駿の引退会見があった今日、2013年9月6日。 夜に「紅の豚」がTVで放送されていたので、改めてゆっくりと映画を見ていました。 やっぱり宮崎駿監督の映画には、それにしか感じられない「なにか」が、色濃くどの作品にもある…

「わすれない ふくしま」のこと

確か今年の1月下旬ごろのこと。 一時期連絡を絶っていた、以前働いていたドキュメンタリー映画事務所の監督と久しぶり会い、新作ができたので手伝ってくれと言われた。 僕は映画関係で長年仕事をしていた訳でもなく、映画の業界に詳し…

注文の多い料理店

注文の多い料理店   小池博史 作・演出 宮沢賢治 原作 http://kikh.com/performance/chumon   鑑賞後、よぎった言葉は「人外」。 まさしく人の外の世界を垣間見させて…

今日は三鷹で、パパ・タラフマラの演出をてがけてきた小池博史さんの舞台、「注文の多い料理店」を観に行きました。 その感想を書きたいのですが、   今さっきETVでやっていた「アンコール 大震災発掘 埋もれた警告」…