まとめ:『建築の大転換』
合計9回の投稿にて引用を続けてきた『建築の大転換』について 備忘録として記事のまとめを残しておきたいと思います。 建築と自然の関係について(3/7) 建築家は建物に住む人とその周りの社会の、そしてまた自然と…
重農主義にセットされている贈与
ラカン/ケネー・モジュールという図から、 次はそのケネーの重農主義に関する内容を『建築の大転換』からの引用します。 まずケネーがいた十八世紀の状況を本からまとめると、 その時代の経済学は重商主義が中心でした。 それは国家…
トーラスとキアスムが一体となった「ラカン/ケネー・モジュール」
さて今日は引き続き『建築の大転換』第三章より、 贈与に関する箇所を引用したいと思います。 (もう7回目なんですね、この本での引用は。) 贈与に関してはすでにこちらの投稿(贈与的状態としての考える行為)で 「…
太陽によるエネルギーの贈与について
引き続き『建築の大転換』からの引用を続けていきます。 第三章では、「エネルギーと建築の大転換」と題した 中沢新一さんの文章になっています。 まず、贈与というものにおいての引用ですが、 私たちに…
贈与的状態としての考える行為
『建築の大転換』第三章 エネルギーと建築の大転換より、 物を買う行為について。 それは言語構造との親和性が高いことが伺えます。 等価交換…物を買う行為は等価交換であり、…すなわち数量化できます。つまり足し算ができます。足…
交叉・一体するキアスム型知性へ
『建築の大転換』の第二章、“人と自然の大転換 2 自然と人間をわけない建築” での中沢さんと伊東さんとの対談の中で、 「抽象」という話題から現代の問題点の根本的ともいえる、 自然と人間との関わり方についての指摘があります…
建築と自然の関係について
建築における未来の話として、 『建築の大転換』著:伊東豊雄 中沢新一 より 建築と自然の関係や今後の建築のあり方など、 未来のヒントに思えそうな箇所を引用していきます。 第一章 地域の公共性の大転換 (伊東…
食・自給・コミュニティ、そして生産と贈与
アグロエコロジー会議のメモの最後として、 これまでこちらで記述していなかった各セッションから、 キーワードとヒントを書き出します。 食・自給・コミュニティに関する話題として 人が集まる中心に「食」がある。 …
「公」の観点から自由貿易論をみる(グローバル定常型社会より)
書籍「グローバル定常型社会」において、 市場経済のグローバル化の見方の一つ 「自由貿易論〜新古典派経済学的な理解」に対して 公共性・分配の公正をめぐる論点=「公」 コミュニティとの関連をめぐる論点=「共」 市場経済そのも…