足の爪を ぱちりと切って とんだかけらを 拾い上げ ちいさく折り畳んだ ティッシュペーパーの上に そっと置いてあげる 午後の日差しが となりの家の そのむこう 赤い空が やってきた わたしの足を なでていく わたしの腕…
レッテロ とはなんであるか? レッテロ とはテロレロのメロ系である。 レッテロ とはキプチンのパレイロ・ヌンからきた言葉である。 レッテロ とはイーソコソーソコの起源をもつものである。 レッテロ とはつまりミネーロのシー…
一羽の鳥が自分のくちばしの中に水を貯えては 1滴、また1滴と燃え上がる火の中へ落としていく そこである動物は言う そんなことをしても無駄だ その鳥は言う 自分にできることをしているだけ しかしさらに別の動物は言う それは…
酒飲んで ほい つまんで はい おっとと ほい どうかね はい どうした ほい まだまだ はい いいねぇ ほい そこらで はい そのまま バイ!
ミクしい、久々に見たら友人のSatomiさんのところでこんな情報が。 日記はブログに設定していたので、とりあえずこちらにコピペしました。 ハチドリではないけど、やれることをと思い。 ~~~以下コピペ~~~ なんか大変な事…
いまここに 僕がいるということは むかし だれかがいたということ いまそこに あなたがいるということは むかし だれかがいたということ いまどこかに だれかがいるということが むかしも だれかがいたということ だれにも知…
真っ暗闇のなか一粒の水が飛びだしてぽちゃりとはじけた そこからトビウオが虹を引き連れて空を渡った 矢の軌道は天王星を中心とした 紫色した蛇が「私が今日から主(あるじ)である」 という叫びにも似た宣言より早く 黄褐色の左手…
ぶっきらぼうに外を歩いているときさ なんだか急におなかが空きやがってよ なんだこれ 変な病気じゃねえかって心配するぐらい ころっと腹ん中が変わりやがって でも思い当たったら そういやその日 まだなにもめし食ってなかったん…
天狗まどろむ 東峰の空 雲が流れる 鳶ガラスの声 ようやく着いた 暁の彼方 そこから先は 足がすすまぬ 燃えよ燃えよと 火よ燃えよと 焦がれ焦がして ああ 燃え尽きて やっぱりここから 先には行けぬ 足がどうやら 喰われ…
どうにもシャボン玉がいけません だってあんなにフワフワしているのです どこかに留っていればよいものを それに色だって何色だかわかったものではありません まわりの空気や光を反射して ゆらゆら ゆらゆら いろんな色になってし…
どうやらもう あのかたがたは あなたがもくてきとされていた あそこにつきましたようです それでもあなたはまだいかれるのですか? すでにおわっているのではないですか? いまさらついたところで どうなるわけでもないでしょうに…
むしろ 手のひらをこそ 見据えるべきである 彼は最後にそういった 白い顔して 長い手をのばして 太陽から身を隠すようにして 古びた瓦礫のなかから出てきては 麦を手にして 大地を這っていた 高い 高い 木の枝の向こう側 風…
パンク した と おもったら ちがった 寝返り うった と おもったら ちがった からいの たべた と おもったら ちがった あの子と すれちがった と おもったら ちがった どうも さいきん ちがった こと ばかり せ…
真っ青な空に王座を据えて 遥か彼方を臨みつつ わたしはあなた方を見届ける あなた方がたとえどれほど軽卒であっても たとえどれほど滑稽であっても それによってわたしの姿が萎む訳でも 黒く濁る訳でもない それができるのは唯一…