スペイン-OVIEDO旅行記(6)
10/20 6日目
朝程々の時間に目覚めて、近くのバルへ入り定番のクロワッサン&カフェコンレーチェで朝ご飯。今日宿泊するホテルは日本から予約済みのホステル・ドンディエゴ。チェックインは12時だそうでそれまでしばし暇つぶしとゆっくりコーヒーを飲んでいたのが運のつきか?
ホテルへ向かう途中から降るわ降るわ。土砂降りの雨だ。スペイン最終日だというのにまったく気が重い。いままで何度かスペインへは訪れたが、今回のような雨、それも本降りの雨は初じめてだ。あいにく秋冬用の厚めの帽子とジャケットだったので、もちこたえてみる!傘は買わずにこの最終日をとおそうと決意。
しかしなかなか雨は弱まらない。10分ほどでけっこう濡れたので、途中のPlaza de COLONあたりの劇場でしばし雨宿り、と思ったが小中学校の子供が課外授業なのかワンサカいる。子供は苦手。パパッと雨を振り払ってすぐさま出発。
着いてようやく一段落。ちょっと着替えて気を取り直して外へ出ることに。なにせ最終日ですから、おみやげを探さなくてはいけません。てっとりばやく地元のデパートEL CORTE INGLESへ。このデパート、このMADRIDにはわんさかあるらしい。昨年使ったMADRIDの地図にはEL CORTE INGLESのマークが5個以上はある。泊まったホテルの近くにも2つ。おみやげには食料品がよいかとデパ地下をさまよう。2つのうちもう一つは電気類と書籍を主に扱ってる。地下に行くと日本の深大寺そばが販売中。深大寺は家から近い。おたがい遠い所で会ったもんだねぇ。おもわずパシャリ。
なんとかおみやげを買ってしばし放浪したあげく、わずかの荷物が邪魔になりホテルへ荷物を置きにUターン。そういえば今日の夜7時に峰松さんとギャラリーのほうで待ち合わせ。時間はまだまだ4時だ。部屋のTVをつけると、OVIEDOがえらいことになってる。
展覧会始まる前から聞いていたのだが、僕らの展覧会が始まる頃と同じ時期にOVIEDOで大きなイベント、スペインのノーベル賞といわれるらしいフェリペ王子賞の授与式があるそうだ。それで王子さんも来るんだろうな。TVには厳戒態勢で人が道を空けてピッチリと並んでるOVIEDO市の姿が映る。スペインもこうしたピッチリってできるんだなと思いながら?しばしうたた寝。
しかし昼飯を食べ損ねていたのでうたた寝中止、市内観光でも散歩するかともう一度外へ出る。すこし昼間よりも止んで入るが、まだまだ降ってる雨。
とりあえず観光地の中心地、Solにでも行ってみた。人は多いが雨はまた強くなってる。早めに軽く軽食でいいからありつこうと、カフェみたいなところでオレンジジュースとケーキパンみたいなのを食べる。待ち合わせの7時までくつろごうかと思っても、なぜか気分は落ち着かない。そうそうに食べ終わると店を出て、雨が降り続く中地下鉄でホテルまでまた帰る。まったくなにしてるんだか。。出たい気持ちとホテルにいたい気持ちが交錯したんだな、なんて分析などどうでもいい。
そうこうして7時ギャラリーに着くとオーナーアルフォンソさんがいる。拙いスペイン語で少し話すと、先月のここのカタルシス画廊展覧会に出展した自分の作品を買ってくれた人がここで働いてるそう!その彼女にはGracias(ありがとう)とかしか言えないが、こうして買ってくれた人に会えて嬉しかったのはなにより!またよろしくおねがいしますー!
その後は峰松さんとこまごました仕事のやりとり。そうこうしているうちに、昨日先にこのMADRIDへ着いていたお二人さんがギャラリーへやってくる。4人でその後は食事して、峰松さん顔見知りの地元のクラブへ。11時頃入ったときはまだガラガラだったのが、深夜1時をすぎると十代やそこらの子で一杯。僕らはカウンターで立ち飲みながらだべってた。帰る3時にフロアには満杯状態。なにせ今日は金曜日だ。週末だ。スペインは毎週末は必ずこれで朝までだとか。若いねぇ~。ホテルに帰るとすでに4時。フライトは11時だが、8時半に一緒の日に日本へ帰るたなきゅーさんと待ち合わせの連絡をしているので仮眠程度をとることに。
なんだかんだとバタバタした一日だった。。