スペイン-OVIEDO旅行記(5)
10/19 5日目
目が覚めて外を見ても今日も曇り空が広がってる。ポツポツ雨が降り続いている。
朝10時の予定でCABのディレクターと会う予定が先方の都合で1時に。そうかとのんびり朝飯を片付ける。小さい街なので特に見るものもなく、ぶらぶらと市内観光。しかし全員傘を持っていないので雨に当たらない広場の外周にそった商店を歩いたり、市場にはいったり、一番有名なカテドラルCatedral de Santa Mariaの中に入ったり。なんでもここはスペインの中でも4つに入る有名な(もしくは大きい)所らしい。入るとその天井の高さ、デコレーションの細かさ、絵画の巨大さ、長い時代に渡って育まれたというか、人々の信仰心の厚み、層のようなものがいたるところに感じられる。それにしても中に入る人の顔の強力なこと。一人一人が昔の絵画からでてきたような強力な特徴のある顔がやけに目に付く。似顔絵が書きたくなる顔というか。しかし入ってからすぐに、何か特別な行事でもやるらしく、あまりゆっくりと中を見る間もなく退散。
そうこうするうちに約束の時間が近づいてきたのでCABへ向かう。
CABでエステラさんと再会。話によると緊急のためディレクターと会えなくなったとか。申し訳ないといって僕らを大事に処遇してくれて、今回のOVIEDO展の資料やとりあえず手元にあった自分たちの資料などを受け取ってもらった。最後はベランダにでてみんなで記念写真。そうしてCABを後にした。
街に戻り昼食を食べる。この夜のホテル予約、たなきゅーさんと大西さんがMADRIDで手配済みだったので夕方にバスを利用してMADRIDまでお二人が出発。峰松さんと僕は急いで帰る必要もなく、長距離移動ばかりだったので、BURGOSとマドリッドの途中にあるVALLADOLIDへ出て、そこで1泊してマドリッドへ戻ろうという峰松さんの提案に乗った。
BURGOSからVALLADOLIDまで列車で1時間ほどと近い。バスで先に出発したお二人の後を追って列車で出発。
VALLADOLIDにつくと案外大きな街のようで、駅から降りて街の全体像が見えない。駅構内にインフォメーションもなく、近くの人に聞いて街の方へ。ほどなく目当てのホテルがいくつかあるが、今夜の宿はどこもアウト!
なぜなぜ?
どうやらこの週末に見本市をやるらしく、どのホテルのフロントも言うには「空いてる宿はないよ」とのつれないお言葉。時間はすでに19時になろうとしてる。空もそろそろ暗くなりかけていた。峰松さんが御用達のホテルがここVALLADOLIDからさらにMADRID方面の街であるので、電話で聞いて見てくれるとこのと。しかしこれもどうやらアウト!向こうは向こうでまた別の見本市をやっているそう。仕方がないのでMADRIDまで帰りましょうか、ということになって駅に向かう。VALLADOLIDよさようなら~
途中時刻表を確かめるとMADRID行きの列車があと4、5分で出てしまう!こりゃ間に合わない。晩飯でも軽く食べて次の列車待つか~、案外遅れてて間に合ったりしてね~なんて話をして駅に着くと、本当に列車が遅れた!!僕らが切符を急いで買ってホームに着くと列車が到着!タイミングが見事すぎる。MADRIDに帰れということだな。帰りましょう。
こうして落ち着いて席に着いた僕らは2時間40分ほどの列車の旅の半分以上、熟睡で帰途につく。おつかれさまです。MADRID在住の峰松さんは到着後自宅へ。その前に僕の今晩のホテルの予約を手配してくれた。(宿泊先はいくつかホステルのカードを持っていたからそこにかけてもらった)なんか今日は途中からずっと峰松さんのお世話になりっぱなしでした。ほんとご苦労様でした。ありがとうございます。
明日は一日MADRIDで滞在して、その翌日は帰国の途に。
終わりが近づいた~。