今日だからこそ、書き留めておきたい言葉
本日12月16日、この国の選挙が行われ、僕としてはとても恐ろしい結果に、そしてこの国の人々の行いに唖然としています。そんな状態ではともすると「呪い」の言葉が、感情とともに沸き上がってくることを自分の中で自制できなくなりやすい。
そんな今日だからこそ、内田樹さん著作本の「呪いの時代」の冒頭からいくつか目についた言葉が胸に響きます。
「弱者」たちは救済を求めて呪いの言葉を吐き、「被害者」たちは償いを求めて呪いの言葉を吐き、「正義の人」たちは公正な社会の実現を求めて呪いの言葉を吐く。けれども、彼らはそれらの言葉が他者のみならず、おのれ自身へ向かう呪いとしても機能していることにあまりにも無自覚のように思われます。…
…けれども、「私は正しい、おまえたちは間違っている」とただ棒読みのように繰り返すだけの言葉づかいは何かを壊すことはできますけれど、何かを創造することはできません。…
…新しいものを創り出すというのはそれほど簡単ではありません。創造するということは個人的であり具体的なことだからです。