一人のアラブ人がイスラエルを救う
ヨーロッパのW杯予選、グループ4でのイスラエルvsアイルランド戦でのこととして、このような題名のニュースがあった。
先制された試合の終了間際に、イスラエルのアラブ系チームに所属する選手が起死回生の同点ゴールを決めたという。これにより勝ち点でフランス、アイルランドと並んでワールドカップ本大会出場に望みをつないだという。
イスラエルには他に1名、計2名のアラブ系選手がいるそうだが、この選手が登場した時にはブーイングが起こったとか。しかしこの同点ゴールで歓喜に。
同選手は「ユダヤ人とアラブ人の区別はもう止める時がきた。僕らはみんな一つの国民だ。」とのコメントを発したそうだが、こうしたセリフがこのような場面で発されると、とても大きな影響力を持つに違いない。
登場だけでブーイングとはひどい差別だが、ゴールとともに歓喜に変わったという話は、この選手の言葉の意味の可能性があるような希望が見えた気がした。