スペイン-OVIEDO旅行記(4)

10/18 4日目
OVIEDOでのオープニングも終わり、一段落。今日はみんなでBURGOSへ。
広いスペインではOVIEDOからBURGOSまでは3時間ぐらいはあったかな。TARGOだけど前回のような新しい列車ではなく旧型のよう。思った以上にこいつは揺れる。OVIEDOを発つと再び険しい山の中を行く。ポツポツと雨が降り出したようだ。途中、眼下に虹を見下ろすシーンに遭遇!これは撮らねば!と急いでシャッターを押したのがこれ。
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センターになんとも見事な木のインサート。虹はほとんど見えず。。やられた!
CIMG1868.JPGブルゴスへ着くと寒い寒い!雨もポツポツ降っていて体感温度は10℃ぐらい。セーターもってきてよかった。ひとまずホテルへチェックインして近くの中華料理店で昼食。その後は各自自由行動でおおかた昼寝。僕は部屋で片付けと休養。4、5時あたりに何度か激しい風と雨!こりゃぁ荒天だなぁ、と思ってると再集合の6時には少し落ち着いてたので一安心。傘なんて持って来てないし買う気もないしね。
このBURGOSもOVIEDO以上に小さい街で、大きくて古い教会がデーンと旧市街に建ってる。パラパラ降り続く雨模様の街に旧市街のレンガづくりの町並みがマッチしてなんともヨーロッパらしい。スペインらしくはないかもしれないが?
それでみんなで訪れたのはCAB(CENTRO DE ARTE CAJA DE BURGOS)という銀行系の現代系美術館。なんでもARCOの会場にもなったとか。そのCABは教会がある場所よりさらに上の方にあり、あたりは古い建物に囲まれた現段建築。曲線のないシンプルなラインと構造、素材でいかにも現代系。きれいだしね。
僕らはとりあえず展示中の作品を見て回る。おもしろいものもある。個人的に面白かったのは、益しビジョンで展示されていたEDITH DAKOVICという作家の、人の肌を素材として(本物じゃないよ)救命道具やらいろいろなモノを作ってた作品。細かく見ると肌には入れ墨だけでなく、ホクロからピヨッと毛がでてたり。あと一番下の階にあった、動物と人間の動きをシンクロさせて撮っているフィルム作品。ホントアイデア勝負になってそう。しかしなによりも展示全体のスペースの取り方、贅沢さにうらやましさを覚えたり。
あらかた見終えた後、峰松さんと知り合いの、ここCABで働いているエステラさんと会った。(キレイナヒト!)みんなそれぞれ自己紹介をしつつ、一緒に食事へ向かう。歩いて近くのバルで一緒に軽く飲んでおつまみをつまむ。それにしてもほんと話すのが苦手。何にも話せないよね。スペイン語少し習ったのに今更ながら日本でも話そうとすることが少ないと気づく。その後2軒目で食事とビールで飲んで過ごす。明日も仕事とエステラさんはお帰り。そのかわり何か行きたい所はあるかと音楽の所を聞いて来たので地元の音楽がいいというと、エステラさんの車に乗ってみんなでそのお店まで連れてってもらった。(これが泊まってたホテルのホント近く)このお店、最高でした!!
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お店の中には隙間なくレコードジャケットや音楽関係の写真が所狭しと貼ってあり、よくみるとパスポート用の写真のようなものやスペインのプリクラみたいなのまである。カウンターの後ろにはギターがぶら下げられてあり、来た客が弾きたいときに弾けるんだろう。
僕らが行った時はそこでお客同士で集まって歌を歌っていた。当初僕らも別のテーブルで話していたのだけど、だんだんとその集まりの盛り上がりが他のお客も参加しだして、ワクワクして近くへ見に行く。すると新しく訪れたお客もまたそこへ参加しだして歌いだす。歌はみんなスペインの歌。さっぱりわからないがなんとも言えない!すばらしい空間!ずっとここにいたかった~。
店内の様子
明日はそれぞれ自由にマドリッドへ戻るとか他へ行くとかの予定だったが、エステラさんの取り計らいで急遽明日の朝にCABのディレクターと会えるらしいという話。そうしてBURGOSへはもうすこし皆で滞在することに。