スペイン-OVIEDO旅行記(2)
10/16 2日目
朝8:00頃のチャマルティン駅から発つOVIEDO行き列車へと乗り込む。
峰松さんは同じカタルシス画廊のアルフォンソさんとともに車で現地で乗り込むため、この列車には僕ら作家の3人だけ。列車はTARGO。料金はたしか6千円ぐらいだったかなぁ。1万円もしないぐらい安いのだ。なかなか快適だが、なにせOVIEDOまでは5時間ほどかかる。朝の8時過ぎに出発してOVIEDOへは昼過ぎの1時頃だ。ともかくも長~い列車の旅なのだ。
それにしてもスペインの朝は遅い。というか、暗いのだ。5時だと言ってもいいぐらいの真っ暗なのだから。朝の8時を過ぎて9時過ぎになるとようやく空が明るくなってくる。
マドリッドを出ると一気に風景は地平線がみえるような平地が延々と続く。スペインの広さってものを痛感する。景色は変わらないなか、座席で3人で話したり、食堂車で話したり、自分のシートに戻って寝直したりと過ぎていく中、OVIEDO近くになると一気に風景が変わった。今度はとても起伏の激しい山々の中を列車は進む。そうして昼過ぎ、今回の目的の地”OVIEDO”へ到着した。
OVIEDOへ到着してまずはHOTELへ。
こちらOVIEDO現地で今回の展覧会をきりもりしてくれているカルメンさんが手配してくれたHOTELは一人50ユーロ以下でも駅からすぐ近くで設備もきれいなHotel Carreno。(フリーのインターネットもできた)チェックインしてると、そのカルメンさんが僕らを迎えに来てくれた。以前僕やたなきゅーさんは5月の大阪でカルメンさんと一度会っていたから顔は覚えていたのだ。挨拶もそこそこに一緒にまずはカルメンさんの車で市内へ。
OVIEDOは街自体は古いのだが、戦争で古い建物の多くは壊れてしまったそうだ。そのためかとても新しい建物と、建築ラッシュで賑わっている。通りには常に車が一杯だし、通りにも人で溢れている。しかし都市のいやなごちゃごちゃ感はなく、みょうに心地いい人と車の賑わいなのだ。
まずはOVIEDO到着を祝ってみんなで軽く一杯。僕はいつものセルベッサ(ビール)だ。
会話の苦手な僕と違ってたなきゅーさんは人と話すのが好きな人。スペイン語もすこし勉強してきたそうでコミュニケーションをとるのがうまい。(スペインの人たちはこちらが話さなくても話しかけてくれるほど話すのが大好きなのだ、というかずっと話してる)
ひとまず一杯軽く飲んだ後、車でOVIEDOまでやってきた峰松さん、アルフォンソさんと会場で合流。あとは展示作業をやるだけ。で作業は後でと、とりあえずここで昼ご飯へと向かう一同。大西さんは体調不良で一旦ホテルへ。僕が道案内してホテルまで送った後、遅れてレストランで皆と合流。
スペインでは昼ご飯はいつも2~4時ぐらいと日本では考えられないくらい遅い。その後軽くお昼寝タイム(シエスタ)。なので晩ご飯は夜の9~10時から深夜までとまあ体力がいるね。
ここでの食事の内容はスペインのお豆のスープ以外忘れてしまった。。OVIEDOへ来る列車の中で12時頃にお腹がすいて、ボカディージョ(サンドイッチのスペイン版)を一つ食べてしまったのだった。そのため、みょうにお腹が満腹状態で、さらにそのためかどうか、朝から頭痛が軽くしてて、あまり食べられなかったので覚えていないです。会話はほんと、面白かったけどね。(食事しながらなのに会話の半分は下ネタだった気がするが)
食事を終了してさぁ、展示作業か、という訳がない。ここはスペインだ。昼食後はお昼寝タイムだ。
一旦昼寝して再度6時ぐらいに会場で集合。大西さんは明日のオープニングに備えてホテルで休養、僕とたなきゅーさんで会場へ向かう。会場のレイアウト上、一人2点までの展示になった。僕は規定サイズぎりぎりの1,3mに合わせて、A2パネルを3枚持っていったのだが、内1枚は展示されないことに。全体のバランスを見ての判断とのこと。まあ仕方ないな。地道に展示作業を手伝って、会場を閉める9時にはあともう少しだけ残っている状態。明日朝早く続きをやるからと、本日の作業はこれまで。
明日はいよいよオープニング!