Napule è, Thru You Too
最近続けているInstagramでの投稿では、
これまでの過去のブログ投稿を掘り返しながら、
適当なところをかいつまんだり
ひとまとめにしたりして、紹介しています。
そうした感じで続けていると、
自分の中でもいろいろと
再発見することがありました。
ちょっとInstagramではうまくシェアできないので、
ここで、そのうちの2つの動画を改めてご紹介します。
歌手ピーノ・ダニエーレ(Pino Daniele)、Napule è
そこで生まれ育ち、その土地の言葉を使い歌い、その土地を愛し、
その文化を愛した作品を創作し、また同じ土地の人たちにも強く愛されたアーティストの仕事というのは、
その人が亡くなられたからといって、消失されるものではなく、
その土地に住まう人たちのアイデンティティのようなものとして残るということを、
このイタリア・ナポリで愛された歌手、ピーノ・ダニエーレへの追悼を歌う人たちの
おおらかな振る舞いとともに、強く感じました。
この動画については、こちらの記事で紹介しています。
ここでも引用させていただいたブログでは、
この動画の中にあるセリフの一つとして、
このナポリの歌手が亡くなったことを伝える人に
以下のように言い返す人のセリフが翻訳されています。
お前らはまるで、ナポリで太陽が死んだ、海が死んだ、ヴェスヴィオが、カプリが、イスキアが、プロチダが死んだって言ってるようなものだぞ。
ありがとう、ピーノ。ありがとう、ナポリ。
https://hgkmsn.hatenablog.com/entry/2015/01/08/151128
この動画で歌われている歌は、「Napule è」というナポリ語の歌、
この曲だけでも聴いてほしい。
歌と歌詞はこちらにあります。
Thru You Too、サンプリング
もう一つは、Youtubeにある「ちょっと弾いてみた・歌ってみた」系の膨大な動画の中から
ほんの短いフレーズや、特定の箇所をリピートしてつなぎ合わせるなどして、
1曲の歌に絶妙に仕上げています。
どうやって作ってるのか分からないぐらいすごい。。これも聴いてほしい。
これは今見ても、とても気の遠くなるような仕事じゃないかなと思う一方、
散らばっている素材をまとめて一つの形あるものにする力という
イマジネーションと構成力の凄さを感じます。
何よりも、純粋に、曲として美しいんですよね。
このシリーズの集大成のようなサイトがあります。
この曲については、こちらで投稿している内容です。
すでに元記事は消去されているようでしたが、
動画を作った方(Kutiman)はアーティストとして活動されているよう、納得です。