未完成で
今日、自分は行けなかったんですが、
下北沢で曽我部恵一さんと四万十川ともみさんのライブがありまして、
彼女曰くとても楽しかったそうです。
四万十川さんのことは少し前に偶然聞く機会があり、
その人らしさ全身全開なところがとっても微笑ましく素晴らしかった記憶があります。
曽我部恵一さんの歌は僕たちはここ数年ずっと好きで、
よく頻繁にライブに出かけたりしているのですが、
今日帰り道に曽我部さんの歌の魅力について話していました。
いつでも全力で全身で歌っている姿はもちろんなんですが、
常に今が一番いいってことを確かご本人がおっしゃっているものあってか、
それってつまり完成されていないってことで、
これは本当にすごいことだなぁと。
完成されている方がすごい、と普通は思うかもしれませんが、
完成されている人の歌ってCDで十分、わざわざライブで聞く必要もなかったりします。
だけどその日その場で、その時にしか出せない音楽を追求している人の音楽は、
同じ空間を共有してこそ、感動するなにかを表現しています。
追求しているから、常に未完成で、
だからこそ常にその日その時が最高。
この難しさを体現している曽我部さんの凄さもさることながら、
新しい1曲1曲の素晴らしさもまた、こうした積み重ねがあってこそなんだと思いました。
最近では「碧落 -へきらく-」が好きです。
ゆるやかなメロディとリズム、かわいらしい踊りといつも変わらない優しいまなざしの歌詞。
そうして彼女は明日発売の新譜CDを予約してます。
聞かせてもらうのが今から楽しみだー。