いいものを見ました。
先週の木曜日のこと。
仕事帰りに下北沢で彼女と待ち合わせをして、12月に彼女が行くというライブのチケットを購入するために風知空知というライブハウスへ二人で向かいました。
そこで目的のチケットを購入しようとした彼女に、ライブハウスの方が、その出演者のひとりである四万十川友美というミュージシャンの方が直接手渡しで売ってくれました。そしてライブハウスの方から、今からその四万十川さんが数曲だけ歌うというので、よかったら聞いて行ってくださいとすすめてくれて、特にその後の予定もしてなかった僕たちは、申し訳なさげにとりあえず席につかせてもらうことに。
その日は平日で天気も雨模様。そのせいか店内に人の姿がほとんどないような静けさです。そこで四万十川友美さんの歌は始まりました。
歌は4曲ほどでしたが、ほとんど客がいないような客席に向かって、ステージの上でギター一本で全力を出して歌い切る姿だけが目の前に浮かび上がります。そこでは歌に対する彼の率直な態度だけが表現されていました。彼個人の思いや叫びのようなものに対して、またその表現方法に対して、僕は好きとは思わなかったのですが、頭で考えて分かるようなものではない「熱」を感じることができました。
「ああ、いいものを見せていただいたなー。」という夜でした。
帰る間際にもわざわざ丁寧にご挨拶をしてくれた、(僕たちとしても恐縮するばかりでしたが)とてもとても不器用で謙虚な四万十川さんのライブは 12/5(金)、下北沢の風知空知にて、曽我部恵一さんとライブを行います。
四万十川友美さんのHP
http://blog.livedoor.jp/babynanimokamo/
曽我部恵一さんのHP
http://www.sokabekeiichi.com/livedate/2014/12/banana_2ndpenis.html