読み終えて
感想を一言。
生まれ変わりを信じるかどうかを論点にせず、その意見(価値観)が人々にどのような効果を与えたのかを、いくつかの証言に基づいている点はとても好感的。真理が何かなどではなく、現象が人々に与える影響から、この「生まれ変わる」という人間の生命観を考えている。
これはこのような題材を扱う書物としては新しい視点でよかった。
距離を置いて読むことを前提としていただけに、その証言に感動を覚えることが多かった。ただしそこからの展開ではやや物足りなさがある。それはこのような「生まれ変わり」という認識からの展開に目新しさが感じられなかったからだろうか。確かに展開されている話は、生きている私たちにとって、プラスとなるようなものである。
この「生まれ変わり」を信じる、認めることで、自らの生命観の「価値観の転換によるブレイクスルー」が効果的に発生するだろう。それはとても素晴らしい。
だけど、何故人間は存在するのか、こればかりはわからない。「生命を発展させ、人類という名ので知られる大いなる冒険に参加しようとする、勇気を持った意識体」というが、それだけじゃ足りない。嬉しくはあるけどね。
また生まれるためには目的があり、計画がある、ということも、生きているこの「無常の爆発」というか、「空虚な充溢」というか、悩み苦しむ存在そのものの美しさを見いだしてきた人間観からは薄っぺらいというか、そんなものだけじゃないぞ、みたいな言葉が徐々にでてくる。
僕個人としては、ある局面において、このような認識を利用して、人生を肯定して生きていければいいだろうと思う。「生きている」私たちには「生きている」ことこそが大事、とは生の本質がどうあれ同じなのだから。
著:飯田史彦 PHP文庫
生きがいの創造 “生まれ変わりの科学”が人生を変える
生きがいの創造〓
今回は、飯田史彦氏の「生きがいの創造〓」という本をご紹介します。
6年前に前作の「生きがいの創造」を友人に薦められたのがきっかけで興味を持ち、それから彼の著書の「ブレイクスルー思考」「愛の論理」「生きがいの探求」なども読むようになりました。
「生きがいの
shinziさん、初めまして。
ウチのblogに来ていただいて、コメントまでしていただいてありがとうございます。
こうしたblogを通じて、飯田先生の本の内容について話し合えるというのが何よりも嬉しいです。
今回、shinziさんの他に3人の方のblogにTBさせていただいたのですが、何と全員からコメントなりTBなりが返ってきたんですよ。
これも生きがいネットワークの力なのかな…と感じずにはいられませんでした(^^;。
また遊びに来ます。
ゆーいちさん。ありがとうございます。
始めてトラックバックなるものをもらったので嬉しかったです。ほんと。
全員から、というのも興味深いですね。
この本を薦めてもらったのが、以前働いていた映画事務所の監督さんなのです。
つながりがひろがるっておもしろいですね。
胎内記憶に関する参考書籍
【飯田史彦の生きがいシリーズ】
まず、「飯田史彦さんの生きがいシリーズ」を紹介するべきでしょうね。文庫版も出ていますので、一読されてはいかがでしょうか。私は今から10年ほど前に読んで以来、どなたにもお勧めしている一冊です。
「生きがいの創造―“生ま
こんにちわ。確かに「これらの仮説が本当であるかないかは問題ではなく、これらの仮説が自分の心に刻まれたという事が大きな意味を持つ」ですね。トラバさせていただきました。
胎内記憶研究ページ さん、ありがとうございます。
結局今生きている自分の姿、これが全ての基本だと思っています。そこをしっかりと捉えるために「生まれ変わり」という認識を持つのは人生を歩んでゆく有効なツールだとも言えると思ってます。
生きがいの創造
斉藤一人さんの講演テープに「生きがいの創造」の話が出ていたので、
読んでみた。
いい本だが、正直言って今のところは
死んだ後、もう一度生まれたいとは思わないし
死んだ後、「中間生」でたたずんでいられるのなら
愛する人とずっとそうしていたいと思う。
そ.
体内記憶研究ホームページ経由で、来ました。
はじめまして、TAKAといいます。
私は、飯田先生の大ファンで、ほとんどの本を読んでいます。「生きがいの創造Ⅱ」の本を読んだ感想をはじめ、スピリチュアルなことについて書いています。そして、スピリチュアルな本の紹介もしています。
また、気が向けば、私のブログに遊びに来て下さい。
TAKAさん、コメントありがとうございます。
読んでから3ヶ月経ったにもかかわらずこうしてコメントいただける、この本の影響力感じます。
この本以降かどうか、最近は「魂」の歴史なるものがあるとしたら、と思う楽しさを見いだしています。
自分の人生を捉える新しい方法のように思えたり。