多面的なアグロエコロジーと自身の問題として農を考えること

再び、日本アグロエコロジー会議のメモを書き出しています。

 

「アメリカのアグロエコロジー事情」ソーヤー海氏(共生革命家)のレクチャーより

利益だけを求めていると人類―生態系への影響を考慮できない

日常で出回っている商品は多国籍企業の数社に行き着く

有機農業などラベルが認知されてもラベルの内容、詳細、会社の株主などでみると、有機を評価した消費者の意図が反映されない  ラベルだけに頼ることはラベル文化のマイナス面

システム思考の必要性=あらゆるシステム(政治・経済・環境・社会)が複合的に絡んでいる現実

実践と政治の重要性  政治の影響力、政治による変革の必要性

カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校でアグロエコロジーが技術・研究・販売など総合的に学べる環境を提供している  農家として自立することを目的としたカリキュラムの存在


 

「フランスのアグロエコロジー、ピエール・ラビの思想と運動 〜日本の産地提携・有機農業運動との共通点」ルロン・ペネロープさん(東京大学研究生)のレクチャーより

フランス有機農業=BIO  BIO先駆者:シュタイナーの農法ほか、資本主義への反対、ローカル化推進、社会運動など

2007年より有機農業に対して政府より支援金がでるようになったが産地が限られるなど有機の理念とは異なる事情がある

アグロエコロジーはPierre Rabhi(ピエール・ラビ)フランスの作家・農家・環境活動家によって紹介される

競争より協同

イギリスの運動、Incredible edibleの紹介 都市の空いてるいたる場所に野菜を植え、だれでもが自由にとれるものとする活動 Food to Shareの看板

環境保全・平和・経済問題・経済問題・エネルギー・平等・共生、これらの中心に「農」がある

同じ構造が日本の有機の思想にある


 

「日本におけるアグロエコロジー実践(1)〜破壊か希望か?歴史の岐路にたつ現在〜」

ソーヤー海氏+辻信一氏 のトークより

大転換の時代に生きているという自覚

Be a change  理想と思う姿をまず自身が実践して生きること

生態系の一部としての人間、そして自分という自覚

思考や習慣のクセから止まること 今生きていることに繋がる自覚・気づき

一つ一つを丁寧にやっていく

殺す仕組みの中で生きている構造

いかに楽しく日常の実践から社会を変えていく

奪い合うのではなく分け合う

農的に生きるとはどういうことか、自分の問題として考える

 

アグロエコロジーの面白さは

これまで別々の動きにように思われていた活動同士が

どんどんとつながり始めて、全体として動き出していると同時に

一人ひとりに対しても「農・食」という

土台の大切さを気づかせてくれることだと感じています。

 

そこではこうした農や食に関して、自身がどれくらい生態系の一部の存在として

当事者として捉えているかどうか、ということの重要性が全面にでてくるのですが、

それは先日にも書きましたように、

僕はその向き合い方自体が消費者として避けていた面、

そしてコミュニティや他の人とのつながりということには、

とことん苦手であることがあります。

(人付き合いは嫌いじゃないし好きなんですが、集団が苦手ということもあります)

恥ずかしさ半分、面倒くささ半分、というところだと自覚しているんですが。

まぁゆっくりやります。

 

以上ここまでで1日分の半分ほどのレクチャーでした。

まだ続けます。

 

 

ちなみに全体のより詳細な内容がこちらにも記載されていますのでぜひ参考に。

http://www.blog-headline.jp/agriability/2015/02/post_259.html