思い描く未来の冒頭
未来の世界を思い描く時に
頭に思い浮かぶ最初のシーンは、
坂道を駆け登っていく少年の後ろ姿なんです。
10歳前後の少年、坂道の右手には青々と茂った林と神社があり、
坂を駆け登った先には、少年たちが暮らす町があるのです。
でもいつもここまで。
その道はどういう色なのか、少年の服装はどういう素材で色合いなのか、
坂道の左手にはどういった景色が見えるのか、
そもそもその坂はどれくらいの勾配なのか、
まだまだ何も景色が見えてきません。
全体が見えるには、景色の中の一つ一つのものの背後にある
人々の仕事を、その手法や関係性を想像することになるからです。
その先の世界、一つ一つのディティール、
そして世界全体をイメージするために
色々と情報を集めて細部を構築しようとしています。
future world imaginationでは、
単なる記事や本のメモ書きからの連想だけではなく、
将来的にはこうしたビジョンを
イラストなど言葉以外でも提示できるようになれればと思っています。
という訳ですごく久しぶりに
小さい子どもの走る後ろ姿をデッサンしてみたのが冒頭のものになります。
(イメージの10歳前後という年齢よりはずいぶん低い年齢の子どもになりますが…)
まだまだ甘い、道は遠い・・・。