BCN事件

6/30-7/7までスペインへ行ってきました。
7/3から28まで行われているグループNON STOPのValencia展のオープニングに出席するためです。
自分はこのグループ結成以来、連絡役ということで、スペインサイドと日本サイドとの間に立ち、双方の情報のやりとりをしている関係上、できるだけ現地での展覧会のオープニングには行くようにしている。
で自分の作品についてですが、今回のValencia展で自分は、オープニングと翌日に現地で公開制作する予定で、そのための帆布1mx5mの作品を途中まで書き進め、準備して持参した。
しかし、
バルセロナでリュックサックごと盗まれてしまいました・・・
ここで。
6021.jpg
バルセロナのカタルーニャ広場、デパートの「El corte ingles」前です。
写真は昼ですが、被害にあったのは深夜12時。だって飛行機着いたのが11:30なんだから。
その深夜、バスで広場に着いてからホテルのある通りを探そうと歩いていたら、ふとズボンのケツあたりが冷たく感じ、みて見ると、なんかシェイクらしきものをズボンとスーツケースにドバッとかけられてた!
ほんと、以前からよ~く聞く手口です。外務省とか地球の歩き方なんかにも紹介されているケチャップやらの。
でも実際あうと気分のいいものではない!
まして長いフライトでかなり疲れているところ。ズボンの不快感とかけられた不快感で苛立たしいやら気持ち悪いやら。。
いったん立ち止まって軽く拭いていたら、一人男が声かけてきた。
怪しい感じの中南米風の男だったので相手にしないまま、いったん拭いてからその場を立ち去る。
ここはセーフ。
でもまたさらに少しいったときに別の男がまた声かけてきた。
ここでどうしたのか、さっきの怪しい感じよりはフツーの兄ちゃんの感じがして、少し気が緩んだんだろうか、最初といい二度も声かけられるし、ふけ、と言ってくるから、うるさいし、気にはなるしと思って、もう一旦拭き直そうとリュックを置いて拭いていた。
その十数秒かの間。
リュックが消えていました・・・
いやぁ、スペインは何度となく行っていましたが、これまでこうした盗難被害にあった経験は皆無。常に注意をしていたんだけど、今回はホテルのある通りを探していたときに、すぐに分かると思って広場を少しウロウロしてしまったり、深夜には目立つ白いシャツを来ていたり、二人目には少し気を緩んでしまったことが大きい。
何かをかけられた時点で、マークされたのだから、そこでしっかりと注意をすべきだし、拭くなら背後に誰もいない壁際とかへ一旦行ってから拭くとか、もう気にしないで一門さんにホテルだけを目指すとか、方法があったはず。
盗まれたことよりも、ある程度危険を知りつつもそれに対処できなかった自分のふがいなさに非常に悔やまれる・・・
みなさんも海外では気をつけて下さい。
で、こうした経緯から作品は消滅。
でもせっかくならこうした機会を作品にしてしまえ!と思い、今回の事件をテーマにした作品を作ることにしました。
長いので分けます。