映画「かぐや姫の物語」を2回観る

映画「かぐや姫の物語」を2回観る

泣きました。

しかも2回目で!

でもまた観たい!!わらべ唄歌いたい(笑)!

 

最初に観たのは公開から2日目くらいかな、そのあと、ウチの彼女にも観せたいと思って誘ってもう一度。そこで泣ける泣ける。勝手に涙がこぼれてしまうという経験をさせてくれた映画って久しぶりかもしれません。

かぐや姫が幼い頃に過ごし、その後成長してもずっと憧れ続けた、映画前半部の自然の景色、そしてそこでの子供たちの動きっぷりがただただ美しいのです。それは僕らが知っているはずの、どこにでもあった自然の姿より、決して戻ることのない思い出の中で生まれる花や草木のような、もしくは「かつて〜だった」という記録として語られるような、いずれももうこの世にはないかのように美しい。それが映画のなかで丹念に描写されて見せてもらって、本当に、自然の中で生きたいと思うようになりました。

この映画は自然の描写にすべてがかかっている、といっても言いすぎじゃないと思いますよ。それぐらい完成度の是非が問われるくらい自然の描写が気持ちよくって美しくてやさしかった。

高畑勲監督がパンフレットにも書いているように、原作の竹取物語には描写されていない子ども時代に、可憐で繊細な自然と人の動き、野性味あふれる自然の中での暮らしの描写のきめ細かさが、記憶と感覚に訴えるような表現で描かれているからこそ、後半から終盤となるかぐや姫の心がリアルに僕の心に突き刺さりました。

そうした美しい自然の世界に僕らは存在している、ということを改めて思わせてくれた映画です。文句なしにお薦めします。

 

ほんと、たぶんあと1回は観に行きますね(笑)。

かぐや姫の物語 公式サイト

 

それにしても月の人はかぐや姫を地上に降ろしたあと、いろいろと余計なことをしたなー、と思いませんか?だって、おじいさんとおばあさんはあんなに美しい衣や金を得なくたって十分幸せだったのに、余計な仕送りして、、、そりゃおじいさん、「姫」として都で育てなければ、なんて思ってしまいます。(なんてどうでもいいんですが)

※ちなみに、2回目観たのは2週間ほど前のことです。。