しゃぼんだま

どうにもシャボン玉がいけません
だってあんなにフワフワしているのです
どこかに留っていればよいものを
それに色だって何色だかわかったものではありません
まわりの空気や光を反射して
ゆらゆら ゆらゆら いろんな色になってしまうのですから
それにあの軽さ
なんであんなに軽いのでしょう
すこしの風なんかでフワリと浮かんでしまって ほんと軽い
なによりも何故あんなにもろいのでしょう
ちっとも触れやしない
触れたと思ったら ぱちん
捕まえようと手を伸ばしたら ぱちん
ほんと 頭にきます
だから私は
どうもシャボン玉がいけません