美しい言葉を
4月半ばから、デッサン、そして絵を描くことに専念しています。
それ以降、次第に本を読むことからも若干遠ざかってて、
読みたい本が積まれていく一方の状態です。
今朝、疲れが残っている体を起こしながら
なんとか朝を迎えて、
少し落ち着いてコーヒーを飲むとき、ふと、
「美しい言葉を」
と思いました。
そうして手にしたのが、本棚にあった
長田弘の詩集、「世界はうつくしいと」。
けれども、誰も、いなくなっったのではない。
みんな、ここにいる。大声で、わらっている。
若葉なす雑木林の、まぼろしのなかで。
「みんな、どこへいったか」より一節を引用
世界を、過剰な色彩で覆ってはいけないのだ。
沈黙を、過剰な言葉で覆ってはいけないように。
「二〇〇四年冬の、或る午後」より一節を引用