アグロエコロジーの概略メモ
アグロエコロジー会議にて、
キューバ農業評論家の吉田太郎氏による
「アグロエコロジーはなぜはじまったか?/ピークオイルの時代を迎えて〜百姓だけが人々を養える」
でのメモです。
アグロエコロジーはブラジルで発展した 「農業・農法・運動論」がセットになったもの
ディープ有機=アグロエコロジー
食料主権 ビア・カンペシーナが提唱した
世界で「再百姓化運動」が進んでいる。
マルブッフ=悪食(味、健康、文化と地理的なアイデンティティが失われている食べものを指す。「どこでもない食べもの」)
食料安全保障としてこれまでの大規模農業 農業経済の欠陥の存在
土地面積あたりの生産性では小規模農家の方が高い
小規模農家(百姓):大規模農業のような銀行への借金とか余計なお金がかかないのでより危機に強い。
「未来をみつめる農業」 近代農業は土と太陽の恵みではない。石油エネルギーで動く仕組みになっている。1974年の数字、稲作エネルギー収支が38%。残りの6割が石油エネルギーによると指摘。
人類の歴史の多くでは、食糧は20km四方の距離内しか移動されなかった。
成長があるのは石油があるから。エネルギー投資率(EROI)では石油が高い。バイオマス・原発はマイナス。
キューバ SRI農法
小規模農業の利点: 食糧自給・家族、暮らし、生活・文化を守る・安全
農業と職人が大切となる未来
いくつかのキーワードは、こちらの映像を確認しながら再編成しました。
アグロエコロジーの概略を知るレクチャーとなっています。
ここから、説明時間が足りなかった資料の中に、
「エコテク社会の7つのテクノロジー」という興味深いものがありましたので、
こちらを書き出しておきたいと思います。
- Organic intensive gardening
- Solar thermal technologies
- Sustainable wood heating
- Sustainable health care
- Letterpress printing and its related technologies
- Low-tech shortwave radio
- Computer-free mathematics
石油時代は終わる
グローバル化は終わる
情報、金融等の仕事は不要
農業と職人が中心
画像クレジット:Eneas / タイトル:Campesina boliviana