ひかり
最近見たDVDですこしく印象に残った映画「オランダの光」。
オランダという土地特有の光のありかたにスポットをあてたドキュメンタリーフィルムだ。
オランダに住む美術家・芸術家、その光を表そうとした作品を描いた過去の巨匠たち、それぞれが見、感じ、味わったオランダの光とは何なのかと。
日本の光、そして東京の光。
それを僕は眩いばかりの光を思い出す。夕日になる少し前の、黄色がかった頬をさす光。
コンクリートの街や公園や並木の木々や行き交う車、そして道路、それらが光に当てられて、姿が次第になくなるような、逆光の風景、それが僕の東京の光かも。
味わいのある映画。おすすめです。
僕も観ました。現在にはなかった光ってあるんですかね。
またそういう目に見えないものを表現しようとしていたアーティスト達を非常に興味深かったです。
自分がオランダに行った時、自然を観た時ゴッホが描いたのと同じだと思いました。気が狂いそうになった気がわかる気がします。
contacttheskyさん。どうもです。
昔あった湖からの光の反射がオランダの光をつくっていた、という話はなかなか興味深かったですよね。
僕は映画の中の一つの風景を定点観測していた映像が印象に残ってます。
光というものはその明暗によって物の姿が浮かび上がるだけではなく、それぞれの土地にある空気を味わうことや土地の歴史、風土を学ぶことなどなど、直接訪れたり、住んでようやく見えてくるというものもあるだろうし、目に見えないものを表現しようとするとき、視覚だけではない(視覚を超えた?)肉体のさまざまな感覚を使ってこそ、その光の姿を表現できるようになるのかもしれませんよね。
作られた作品は見るということが基本だけど、視覚一辺倒じゃない世界の見方、捉え方こそ大切なのかなあとも思ったりしました。