異なる世界の見方

面白い記事を見つけた。曰く「東洋人と西洋人は世界の見方が異なる」という研究報告だそうだ。
ミシガン大学で行われた研究は、写真を被験者に見せてその目の動きと対象を見るその時間を調べるというものらしい。

1枚の写真を見た時、ヨーロッパ人を先祖に持つ米国人の学生が前景に写っている物により多くの注意を払うのに対し、中国出身の学生は背景の観察と全体像の認識により多くの時間を費やすことが、ミシガン大学の研究から明らかになった。
日本人は米国人に比べ、背景についての情報を60%多く、背景と手前に写っている物との関係については2倍多く話したという。
 -HOTWIRED JAPANより引用

つまりアジア人は全体を見るのに対し、西洋人は1つの対象に力点をおいて見る、ということらしい。
目の前の世界をどう捉えるかで、その人(民族?)がどう行動を起こすのかにも影響されるだろうし、何かを目の前に提示したときの反応だって大きく違うだろう。見るということは感覚(視覚)としてあるが、それ以上にどう見るかという行為としてのあり方によって、いろいろな捉えかたが生まれる。誰もが同じ世界を見ている、って結構かなりな幻想かもしれない。