馬喰町&谷中

金曜、知人の作家が参加していた馬喰町のラディウムーレントゲンヴェルケ/Moeglichkeitのオープニングへ行ってきました。
始め地下鉄出口からの道をえらい間違えて、東日本橋の方へ・・・。気付いて戻ったときには既にオープニングから一時間半近く経っていたが、終わることなくなんとか作家と会えてしばし歓談。漆を用いて展開してる彼の作品は2点とも販売済。すごい。
他にも6名の作家の作品が見れるこの展示で、僕は上野早智子という作家さんの作品が好きだった。不安やもどかしさというもの自体の力の静謐さがこめられているようで。
土曜、谷中のSCAI THE BATHHOUSEへ注目の塩保朋子個展「Cutting Insights」を見た。繊細な手仕事からの世界の美しさが実にきれい。
作家がどれだけの「仕事」を「仕事」として「仕事」しているか。そこにある、求められるのは徹底したプロ意識。
職人技のような手仕事の美しさが最近のアートではよく見かける。商品価値としてのものもあるだろうが、手仕事のつくる世界の美しさが、データ化され速度的になる今の現代に、人間のもつ力の純粋な形が心をときめかせるのだろうか。
手仕事の美しさは深みを増してゆくばかりに思う。
それゆえ求められるのは「仕事」としてのプロ意識。
いい「仕事」を目指したい。