冬の季節にみる木というやつは、見るからに魅力がない。 色はくすみ、葉っぱ一枚もなく、枝振りだけがギラギラ伸び盛っている。 だがその内部には、やがてくる春の日に備えて、着実と栄養をしっかりゆっくりとってる旺盛な生命力にあふれてる。 都会の土から栄養になる養分を、見栄えのしない幹や枝の中で、ドグン、ドグンと飲み続けているのだ。 そんな木の姿は、けっこうそれで美しいと思えたりする。
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