ブラジルのアグロエコロジーやGM農業との対比

The whistle in the wind

credit: Andre Dias via FindCC

 

アグロエコロジー会議において、

オルター・トレード・ジャパンの印鑰智哉氏によるレクチャー

「アグリビジネスと闘うブラジルのアグロエコロジーと世界の食糧システムの危機」

でのメモです。

 

 

ブラジルのアグロエコロジー例

ミゲル・アルティエリの本『アグロエコロジー:持続可能な農業の科学的基礎』

アグロエコロジーの定義はどんどん進化している

「緑の革命」パッケージ=化学肥料・農薬・F1種の技術パッケージ→借金漬けで農地放棄がでた

アグロエコロジーが有利と判断される  農業運動と環境運動が連帯、同じ方向へ

「GM(Genetic Modification=遺伝子組み換え)との闘い」 ブラジル国内では禁止されていたが、アルゼンチン(アルゼンチンでは6割のGM大豆生産)からの密輸問題

100haの農場:小規模農家では50家族が生きられる面積、GM農業では2人だけ

今年よりさらにGMの毒性が増す危険性(スーパー雑草に対抗するため農薬残量上限を上げた)

アメリカでは枯葉剤・ジカンバ混合の使用が ’13年認められ、日本も承認した。それが日本に入ってくることになるだろう

モンサント法案=農民が種子を保存すると犯罪となる

アグロエコロジーが社会のオルタナティブな軸になる(農業・環境以外の運動とも連帯を)

食料主権のためのアグロエコロジー

 

こちらに講義内容の映像がアップされています。

 

また登壇者の印鑰智哉氏による講演追記の記事があります。

アグリビジネスと闘うブラジルのアグロエコロジーと世界の食料システムの危機

 

アグロエコロジーというものが、農業・環境だけからさらに広がり

様々な運動の軸になり始めている世界の潮流があるということは

大変興味深い話だと感じました。