締切迫ってた
上海春季展の納品期限は、今月末であるとのこと。4月はすでに第1週が過ぎている。現在昼間は仕事なので実質の作業時間は平日夜と土日のみ。納期3日以前には完成して、梱包準備にはいらないといけない。で、残された日数は18日。このうち土日が併せて6日。平日は残りの12日。平日可能な作業時間は3時間を目安にする。土日はそれぞれ8時間。
3X12+8X6=84か。84時間。3日半だな。
提出した展示プランは作品4点。大きさの違いもそうはないので、84÷4=21。21時間で1作品を仕上げればいい。内2時間で作品の方向性をだし、1時間で下書きを終える。残り16時間作業を行い、残り2時間で最終的に仕上げる。
だが展示プランが暫定なので、その時間をさらに引いて考えなければならない。作品の数も4点は決定ではない。提出案より大きなサイズのもの2点、小さいもの4点、などというのもある。だが作品数は本来当然問題外。展示のコンセプトがなによりも必要。作品のコンセプトを、どのように展開したかが展示のコンセプトになる。作品の形態が変わるのも、そうした展開想定の中にある。さらに今回の出展をどのように扱うか、販売を目的とするか、見せること、インパクトをより重視するかで作品の趣も違ってくる。自分がやりたいものをやればいい、だけではダメ。相手にどのようなアプローチを行うのかを決めることは作品の姿勢を形作る。
今回の出展作品のコンセプトは「解釈する存在」。
全ては私たちの意識が作り上げている世界、それはすなわち解釈された世界であるというもの。
ありのままに見ることはなく、認識することそれ自体すでに何かしらかの解釈を施されているビジョンである。
私たちが世界を意識、認識するということはすなわち、私たちの記憶から共通項を導き出し、認識できる形に世界を解釈すること。人間はそのように解釈を行わざるを得ない存在だ。ってな感じ。
さて、展示プランだ。このコンセプトをどう落とし込むか。さらに作品を進化させるかだなー。