Mochila ~リュックサック
BCN-バルセロナ での盗難事件によって、作品ごとリュックサックが盗まれてしまった・・・
しかし幸い現金はもとからほとんど持たないし、パスポートもクレジットカードも大丈夫。スーツケースの中には別の作品は入っている。
あの作品は人の目には触れる機会を持たなかった運命だろうな。
ま、アートは人生だ!
ということでこうした機会も作品にしていきけるはず。
むしろ新しい作品展開のチャンスだと捉えたい。
で、盗難にあったこの事件の象徴としてのリュックサッックを裏表ひっくり返し、全面に描く=制作し、バルセロナの警察署でもらった盗難被害の証明書のコピーを貼付けるようにした。
裏面に書き込んだリュックサッック
バルセロナの警察署で発行してもらった盗難被害証明書を壁面に貼る。
壁面の正面右には、この模様が同じように描かれた白い作品を、ヨコには黒地に色を使った作品を展示しています。
ひとまずこうしたことであっても作品として消化することで、単なる同情をかうような事件ではなく、別な側面も生み出しうるということを示したかったのです。