「刑務所とアート展」について考えたこと
先日このプロジェクトに、ささやかながら支援しました。
塀の内と外をつなぐ対話を生み出す「刑務所アート展」開催にご支援ください!
https://camp-fire.jp/projects/view/724276
その後に、このプロジェクトの運営メンバーである知人から、
応援文を書いてもらえないかとお誘いをいただき、快諾しました。
とは言いながらも、書き始めるとなかなか大変難しく・・・
以下は、文章を書きあぐねながら思ったこと、
そして実際の文章には使えないかなぁと思っているけども
せっかくだから残しておこうと思った内容になります。
誰もが「”私が生きていること”そのものを、受け入れてほしい」
と思っているのではないでしょうか。
この社会に、安心して、安全に生きることができている、ということは、
そうした思いを、ちゃんと受け入れてもらいながら育ってきたからだ、と
心理学を学ぶ過程で感じてきました。
「加害者はかつての被害者であった」とは、
すべての加害者に当てはまる言葉ではないにしても、
その多くのケースで
「”私が生きていること”そのもの」が受け入れてもらえなかったという
ひとつの「負の連鎖」が
無意識的に継承されてきたのかもしれない、という想像は、
そう突飛なものではないと思っています。
もちろんこのような「負の連鎖」を背負った人すべてが
犯罪を犯すわけではありませんし、
その思いが受け入れてもらえた人であっても、
犯罪を犯してしまうこともあるでしょう。
なので決して因果関係ではないのですが、
ただ思うのは、
「”私が生きていること”そのもの」が受け入れられること、とは
ただ生きていることの価値を受け入れてもらえること、であって
それはどのような人であっても、認めてもらえるはずの大前提なんだと思います。